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育成の時点からポケモンバトルは始まっています。
能力値のたった1の差が勝敗を分けることもあるのです。
このページにある基本を読めば、およそ上級者にも
引けを取らないポケモンの育成が可能になります。
0. 厳選とは
あるポケモンを育てようと決めたとき、まずはポケモンの育て方、つまり伸ばす能力や覚えさせる技を決めますが、その次にするのがこのページで説明する「厳選」というプロセスです。
厳選とは、文字通り「多くの同じポケモンから最適な1匹を選び出すこと」ですが、その多くの同じポケモンを得る方法として、一つに野生のポケモンをたくさん捕獲する「乱獲」と呼ばれる方法があります。しかしこの方法では、そもそも野生として登場するポケモンに限られてしまいますし、完全にランダムである性格・個体値などが理想にかなうポケモンに出会うまでに多くの時間がかかるうえ、モンスターボールを大量に費やしたり、バトルに使うポケモンの回復などが非常に面倒です。
一方、ゲーム中に登場する「そだてや」という施設に♂と♀のポケモンを預けると、ポケモンのタマゴが見つかることがありますが、このタマゴをたくさん手に入れて孵化するという方法もあります。そして、タマゴを利用する方法には大きな利点があります。なんと、ポケモンにも「遺伝」というものがあるのです。
遺伝は、次に説明する法則にしたがっているので、これを利用して思い通りの(やや誇張あり)能力を持ったポケモンを効率的に手に入れることができます。その法則を活かして、タマゴを利用して厳選をするのが一般的です。タマゴが見つからないポケモンは乱獲によって厳選します。 |
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1. 遺伝
タマゴから生まれるポケモンは、預けたポケモンの技や能力をある程度、一定の法則に従って遺伝します。その法則は以下の通りです。これを覚えているのといないのとで、育成するときに大きな差が出ます。
- 預けた2匹のポケモンが♂と♀で、同じ「タマゴグループ」に属しているならポケモンのタマゴが見つかり、♀のポケモンの最も進化前のポケモンが生まれる。つまり、種族を遺伝する。
- タマゴグループが「メタモン」「タマゴ未発見」同士のポケモンを預けてもタマゴは見つからない。
- メタモンを「タマゴ未発見」以外のポケモン(性別不問)と一緒に預けると、メタモンでないほうのポケモンのタマゴが見つかる(超重要)。性別がないポケモンや、♂しかいないポケモンのタマゴを見つけるにはこの方法しかない。
- 一部のポケモン(GBA版以降に追加された“進化前”のポケモン)のタマゴを見つけるには、預けるポケモンのどちらかに特定の道具を持たせなければならず、さもなければその1回進化後のポケモンのタマゴが見つかる。
- フィオネはマナフィには進化しないが、マナフィとメタモンを預けるとフィオネのタマゴが見つかる。
- 預けたポケモンが預けたときに覚えていた技を遺伝する。
- タマゴから生まれるポケモンがレベルアップで覚える技で、預けた♂と♀両方のポケモンが覚えている技。
- タマゴから生まれるポケモンがワザマシン・ひでんマシンで覚える技で、預けた♂のポケモンが覚えている技。
- タマゴから生まれるポケモンが1.と2.以外で特別に覚える技で、預けた♂のポケモンが覚えている技。この技のことを「タマゴ技」と呼び、タマゴから生まれた後にほかの方法で覚えさせることはできない。
- 預けたポケモンの片方に「かわらずのいし」を持たせていたなら、そのポケモンの性格が50%の確率で遺伝する。
- 預けたポケモンの両方に「かわらずのいし」を持たせていたなら、それぞれ25%の確率で性格が遺伝する。
- タマゴから生まれるポケモンの個体値のうちランダムで3つは、預けたポケモンの個体値が遺伝する。
- 預けたポケモンの片方に「パワー○○」(パワーウエイトなど)を持たせていたなら、そのポケモンの「パワー○○に対応する能力」の個体値が100%の確率で遺伝する。
- 預けたポケモンの両方に「パワー○○」を持たせていたなら、それぞれ50%(合計100%)の確率で個体値が遺伝する。
次に、タマゴを利用した厳選の手順を見ていきます。 |
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2. 厳選の手順
厳選をする前に、ポケモンの育て方をある程度決めなければなりません。すなわち、生まれてからは変えることのできないものを、厳選の前に決めておきます。
- 性格や個体値は、前回説明したとおり能力値に大きな影響を与えます。ポケモンを「そだてや」に預ける前に、預けるポケモンや持ち物をしっかり準備しましょう。
- 技のうち、タマゴ技は生まれた後に新たに覚えたり、覚えなおしたりすることはできないので、あらかじめよく考えて選び、預ける♂に覚えさせておきましょう。タマゴ技以外の技は、基本的に遺伝させる必要はありませんが、必要に応じて遺伝させます。
それでは、マリルリを育てるためのマリルの厳選を例に、手順を説明します。マリルにはルリリという進化前のポケモンがいますが、預けるポケモンのどちらかに「うしおのおこう」を持たせなければマリルのタマゴが見つかります。生まれてくるマリルの目標は以下の通りです。
- 性格は「いじっぱり」
- HPと攻撃と素早さはV(個体値が31)
- タマゴ技の「アクアジェット」を遺伝させる
- 特性は「ちからもち」
- 下の条件を満たす、預ける2匹のポケモンを決定します。
- 2匹が同じタマゴグループに属している必要がある。
- ♂のポケモンは「アクアジェット」を覚えている必要がある。
- ♀のポケモンはマリルかマリルリである必要がある。
- 一方のポケモンは性格が「いじっぱり」であり、もう一方のポケモンはHPか攻撃か素早さがVであることが望ましい。また、2匹合わせてHPと攻撃と素早さのVが揃っていることが望ましい。なぜなら、そのほうが厳選を効率的に行えるからである。
以上に従って、持っているポケモンの中から次の2匹を選びました。
- ♂のポケモンは、素早さがVで「アクアジェット」を覚えているゴルダック。
- ♀のポケモンは、性格が「いじっぱり」でHPと攻撃がVであるマリルリ。
♂のポケモンは、タマゴグループがマリルリと同じで「アクアジェット」を覚えるポケモンならほかのポケモン(ジュゴンやエンペルトなど)でもいいです。また、個体値Vの組み合わせは違ってもかまいません。適切な性格や個体値Vを持つポケモンがいなければ、この手順と同じように厳選して手に入れます。
- 預ける♂のゴルダックに「パワーアンクル」(すばやさに対応)を、♀のマリルリに「かわらずのいし」を、それぞれ持たせます。これにより、ゴルダックの素早さの個体値とマリルリの性格が、タマゴから生まれるマリルに遺伝します(素早さの個体値は100%、性格は50%の確率)。
- 2匹のポケモンを「そだてや」に預けます。「そだてや」の近くをテキトーに走り回るとそのうちタマゴが見つかります。タマゴが見つかると、「そだてやじいさん」の向きが変わるので分かります(変わらないこともあります)。タマゴが見つかったら、「そだてやじいさん」に話しかけてタマゴを受け取ります。
- タマゴを手持ちに入れたまま「そだてや」の近くを走り回ります。一定の歩数に達すると、タマゴが孵ります。この歩数は、手持ちに特性が「ほのおのからだ」か「マグマのよろい」のポケモンを入れていると約半分になるので利用しましょう。その間もタマゴが見つかれば受け取ります。この作業をひたすら繰り返します。
- タマゴが孵ったら、性格・特性が狙い通りかどうかをチェックします。また、個性が狙い通りのVを含むことを示すものかどうかもチェックします(リンク先に個性の表があります)。個性が「ひるねを よくする」「あばれるのが すき」「ものおとに
びんかん」なら期待大ですが、ほかの能力がVである可能性がある個性でも、4V(Vが4つ)以上という可能性があるため期待を捨ててはいけません。ほかの個性ならVの望みは全くありません。
- 性格・特性・個性が狙い通りなら、個体値を測定してHP・攻撃・素早さがVであるかどうかをチェックします。個体値の測定方法はいくつかありますが、Vのみを判定するときは最も簡単な方法があります。バトルタワーにいる「ジャッジ」という人物に判定してもらう方法です。「ジャッジ」は、バトルタワー内のパソコンのそばにいます。
話しかけて個体値を判定したいポケモンを選ぶと、まず「この ポケモンは ○○○○ のうりょくを もっている・・・(後略)」と言われます。この部分が、そのポケモンの個体値の総合的な評価です。○○○○の部分は、評価が高い順に
- すばらしい
- そうとう ゆうしゅうな
- へいきん いじょうの
- まずまずの
となります。
次に「ちなみに いちばん いい かんじなのは ○○○○ でしょうか」と言われます。この○○○○の部分が、そのポケモンの最も個体値が高い能力です。
最後に「○○○○ ちからを もっている そんなふうに ジャッジできました!」と言われます。この部分が、そのポケモンの最も高い個体値の評価です。○○○○の部分は、評価が高い順に
となります。これが「さいこうの」ならその能力の個体値はVです。
このように、「ジャッジ」はVの能力を教えてくれます。そして、ほかの能力もVなら再び「ジャッジ」に同じポケモンを判定してもらうと別の能力がVだと教えてくれます。これを繰り返してVの能力をすべて教えてもらい、それが狙い通りなら厳選完了です。
- Vでない個体値を育成する前に正確に測定したい場合は、できるだけレベルを上げた状態でステータスを確認し、そのステータスを元にして個体値計算ツールを使って個体値を計算します。計算しやすくするため、タマゴから孵った状態のまま(バトルなどせずに)レベルを上げるのが望ましいです。レベルを上げるには次の2つの方法が一般的です。
- Wi-Fi通信で「Lv.100」で対戦し、自分のポケモンのステータスを見る(対戦中のみLv.100になります)。
- レポートを書いて(セーブして)から「ふしぎなアメ」をたくさん使ってレベルを上げ、ステータス確認後に電源を切る。
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3. 育成の手順
優秀な個体を手に入れたら、次はそのポケモンを育てましょう。ポケモンの育成とは、単にレベルを上げることではありません。バトルで相手のポケモンを倒すと得られる経験値と一緒にもらえる努力値は能力値に影響しますが、この努力値を振り分けるのも育成の手順の一つです。ここで少し努力値について振り返っておきます。
- 倒したポケモンに応じた能力に、決まった数値の努力値が加算される
- 努力値は全能力あわせて510まで
- 各能力では255まで
- 努力値4ごとに能力値に反映される(端数は反映されない)
- 努力値を能力に振り分けることを「振る」という
もらえる努力値の種類や量は倒したポケモンの種類ごとに異なります。それらは攻略サイトなどで調べることができますが、戦いやすいポケモンというのは決まっていますので後ほど説明します。それでは、先ほど厳選したマリルの育成を例に、手順を見ていきましょう。マリルの育成方針は以下の通りです。
- HPと攻撃を伸ばしたいので、HPと攻撃に努力値を252ずつ振る。
- 残りの努力値6は素早さに振る。
- レベルはぴったり50にする。
- まず、マリルを戦わせるわけですが、生まれたばかりのポケモンはレベルがたったの1なので、弱い野生のポケモンにすら勝てません。しかし、実は経験値や努力値を得るのに必ずしもそのポケモンで相手を倒す必要はありません。というのも、経験値や努力値は「バトルに一度でも出れば」得られるのです。そこで、「頭出し」と呼ばれる次のような方法がとられます。
- 育てたいポケモン(ここではマリル)を手持ちの先頭にします。
- 十分に強いポケモン(なんでもかまいませんが、絶対に負けないようなポケモンです)を控えに入れます。
- 野生のポケモンを出現させます。育てたいポケモンを最初に繰り出します。
- すぐに控えの強いポケモンに交代します。
- そのポケモンで相手を倒します。
- すると育てたいポケモンと倒すのに使ったポケモンの両方が経験値と努力値を得られます。
このようにすることで、弱いポケモンも安心して育てられます。経験値は2匹のポケモンに分配されますが、努力値は何匹で倒しても全員が元のぶんだけもらえます。
- 次に努力値を振るために倒すポケモンを決めますが、まずは攻撃の努力値を得られ、しかも出会いやすいギャラドスを倒してみましょう。ギャラドスは各地の水場で「すごいつりざお」を使って釣りをすると出現し、1匹倒すと攻撃の努力値を2だけ振れます。つまり126回倒せば努力値を252振れます。
でも、そんなにたくさん倒すのは大変ですよね。ご心配なく。もっと楽な方法があります。その説明は後ほどしますので、まず流れを押さえましょう。
- ギャラドスを倒して攻撃の努力値を振ったら、次はHPの努力値を振りましょう。HPを振るのにお勧めなのは○○()やビッパ(HP+1)です。こちらも252振るまで倒します。
- 最後に素早さの努力値を6だけ振ります。お勧めのポケモンは、各地の水場で「ボロのつりざお」を使って釣りをすると出現するコイキング(素早さ+1)や、洞窟などにいるズバット(素早さ+1)です。
- 努力値振りが終わったら、あとはお好きなポケモンを倒してレベルを上げましょう。「ふしぎなアメ」を使ってもかまいません。マリルリに進化し、技を揃え、レベル50になったら育成完了です。
- 念のため、努力値を間違いなく振れているかどうかをステータス計算ツールで計算して確かめてみましょう。計算には個体値が必要です。今回のマリルリの場合、HPは○、攻撃は○、素早さは○になっているはずです。
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4. 努力値の楽な稼ぎ方
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5. 厳選の裏技
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